プラセンタの安全性、含有量、
摂取量などもしっかりチェック

サプリならリスクを抑えながら注射と同量のプラセンタを摂取可能

プラセンタには、新陳代謝を高めたり、自然治癒力を高めたりする効果があると考えられています。また、新陳代謝を高めることから、肌のターンオーバーにも役立つと考えられており、美白、保湿など美容成分としても注目を集めているのです。

そんなプラセンタの効果を最も体感できるのが注射ですが、そのぶんリスクを伴います。未知の病原菌に感染するリスクが高まるほか、肝臓に負担がかかるリスクも高まるとされています。また、1回注射すれば終わりではなく、定期的に注射し続ける必要があります。しかも健康保険が適用されない自由診療のため、トータルでみると治療費が高額になる可能性が高いのです。

その点、サプリメントなら注射のようなリスクがありません。しかも、1回の摂取量は少なくても毎日飲むことができるので、ゆっくりと成分を行き渡らせることができます。

トレーサビリティや原材料の安全性もチェック

サプリメントやドリンク、化粧品などに含まれるプラセンタの原料は、豚由来のものが一般的。各原料メーカーによって異なりますが、その多くは食用として認められている基準のものを使用しており、十分な健康管理・衛生管理体制のもとで高い安全性が認められています。

しかし、豚の場合は狭い小屋で飼育されていたり、大量の抗生物質などが投与されていたりする可能性がないわけではありません。原料となる豚がどのように管理されているか、トレーサビリティのしっかりしたものを選びましょう。例えば、日本SPF豚協会によって厳格に定められた基準に基づいて、抗生物質を与えずに飼育されたSPF豚なら不純物が混じりにくく、品質が高いと言えるでしょう。

一方、馬の場合は多くが放牧による飼育が行われていますが、豚の場合と同様にトレーサビリティがしっかりとしていて、安全衛生管理の行き届いた信頼できるものを選ぶようにしましょう。

配合成分や含有量に注意!

プラセンタの効果はすぐに現れるというものではありません。毎日一定量を数ヶ月単位で摂取することで初めてその効果が感じられるようになると言われています。しかも、製品によって原料や含有量、配合成分などが異なります。効果に期待するなら、毎日きちんと継続することと同時に、原料や成分の内容をきちんとチェックすることが大切です。

原料面では、やはり動物の胎盤由来のプラセンタであることが大切です。胎盤由来ではない海洋性プラセンタや植物性プラセンタは、確かに卵を成長させたり、植物を発芽させたりするものです。しかし、動物の成長因子を含んでいません。そのため、胎盤由来のプラセンタに期待される効果そのものが現れない可能性があるのです。また、プラセンタ成分含有量や純度なども重要なポイントですから、原料とあわせてしっかりとチェックするようにしましょう。